本展はA-Labでは初めて、地域の大学と連携して取り組む展覧会です。
園田学園女子大学内の遺跡発掘現場の考古学資料から着想を広げ、作家と学生が協働作業で作り上げた作品を展示します。弥生時代から現在に至るまでの尼崎の人々の生活から収集した痕跡や、時が蓄積したシルエットから、“まちの形”などを表現したインスタレーションを展開します。なお、製作過程にはインスタグラムを活用し、インスタグラムへの投稿は会期中、広く一般の方からも受付け、そこから収集した“形”も作品に活かしていく予定です。
【つながりプロジェクト「みんなでつくる展覧会」とは】
文部科学省が実施する、大学が地域や地元企業、自治体と連携し、地域志向の教育、研究、社会貢献の為の人材や情報・技術が集まる拠点となることを目指す「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)。同プロジェクトは、これに採択された園田学園女子大学が学部学科を横断して行う問題解決型プログラムとして実施するもの。「みんなでつくる展覧会」は21講座あるプロジェクトの中の一つで、今回15人の学生が参加している。
会期=2017年12月9日(土)-2018年1月28日(日)
開館時間=(平日)11時〜19時、(土日祝)10時〜18時 ※火曜日休館
休館日=火曜日、年末年始12月29日(金)-1月3日(水)まで
入場料=無料
主催=尼崎市
共催=園田学園女子大学
協力=ベイ・コミュニケーションズ
<インスタグラムへの投稿方法>
尼崎市内を撮影した写真にハッシュタグ 「#marienoharalab」をつけて投稿
【関連イベント】
-アーティストトーク-
2018年12月16日(土) 午後3時から
兵庫県立美術館学芸員・江上ゆか氏を迎え、出展作家とのトークイベントを実施。
定員先着30名。参加無料、申込不要。
-1日公開制作&ワークショップ-
2018年1月13日(土) 午前10時半からと午後2時半から
出展作家と一緒に、壁に様々な形を張り重ね、作品を広げていきます。
どなたでも参加できます。参加無料、申込不要。
【出展作家プロフィール】
野原 万里絵 Marie Nohara
大阪府出身。京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。
2012年ロンドンのRoyal College of Artへ交換留学。
2013年に、京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻 油画 修了。
2012年ロンドンのRoyal College of Artへ交換留学。
2013年に、京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻 油画 修了。
野原万里絵|個展「黒をめぐる話」より|2017
展示風景