A-Lab Exhibition Vol.6
「日常の中のドラマ展」

〜インスタレーション・アニメーション・ドローイング〜

尼崎市は2016年、市制100周年という節目の年を迎えました。100年という年月はそこで暮らす人々の日常の積み重ねで築かれてきました。記念の年が終わった後も、日々の暮らしは同じように続き、まちの中には何気ない日々のストーリーが繰り広げられていきます。今回の展覧会は、そんな「日常」に焦点をあてて開催いたします。

日用品を変容させて、日常を不可思議な風景に変化させるオブジェを発表している森末由美子さん、自身の記憶をたどりながら、子どもと大人の何気ない感覚や視点の対比をアニメーションで表現する内藤日和さん、日常のまちなみ・風景をカメラで切りとり、油絵としてキャンバス上に再構成して表現する西野彩花さん、３人の作家の視線を通して、日常の中のドラマを見つめていきます。

もの、記憶、風景…。普段と違う見え方、思い出される情景など、広がる日常の小さな小さな積み重ねが、それぞれのドラマをつくり、さらにその先の未来へと繋がっていく、そんな想いを101年目を迎えるこのまちで感じてください。

　　会期=2016年12月23日(金･祝)-2017年2月19日(日)
開館時間＝(平日)11:00-19:00、(土･日･祝)10:00-18:00
　休館日＝火曜日、12月29日(木)-1月3日(火)
　入場料＝無料
　　主催＝尼崎市
　　協力=ギャラリーほそかわ、DMOARTS、Lumen gallery、後藤 和恵

【出展作家】
森末 由美子、内藤 日和、西野 彩花

【関連イベント】

アーティスト･トーク ①

内藤日和×由良泰人

2017年1月15日(日)14時〜　

映像作家・映像専門ギャラリーLumen galleryプログラムディレクター・映像上映展VIDEO PARTY主宰の由良泰人さんをお招きし、アニメーション制作に関して内藤日和さんとのトークを。

アーティスト･トーク ②

森末由美子×加須屋明子

2017年1月21日(土)14時〜　

龍野アートプロジェクト芸術監督などをご担当されている京都市立芸術大学教授の加須屋明子さんをお招きし、作品の制作などに関して森末由美子さんとのトークを。

それぞれ定員30名、申込不要。当日会場へ。 

【出展作家プロフィール】

森末 由美子　Yumiko Morisue

1982年生まれ。京都府在住。
京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了。

【主な展覧会】
「転置」、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、 京都
NOW JAPAN、Kunsthal KAdE、オランダ
「学園前アートウイーク2015」、奈良
コミッションワーク、ロイヤルパークホテルザ京都
など。

森末 由美子 | 本 | 2010

内藤 日和　Hiyori Naito

1989年生まれ。大阪府在住。
大手前大学メディア芸術学部卒業。アニメーションを学ぶ。

卒業制作作品、「Uncle and Girl」が2011年 アニメーション神戸デジタルクリエイターズ部門　最優秀賞を獲得。その他国内での受賞歴多数。

内藤 日和 | Uncle and Girl | 2011

西野 彩花　Ayaka Nishino

1992年生まれ。大阪府在住。
京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。

 ART OSAKA2015、個展「一齣」をDMO ARTSで開催。
Young Art Taipei 2016に出展するなど、アジアでも作品発表をしている。

西野 彩花 | 兵庫県尼崎市潮江 駅前付近 | 2016

会場風景