A-Lab Exhibition Vol.20
さく てんじ 山中suplex(やまなか スープレックス)
山中suplexのみんなと、尼崎にいるあなた
Show and Tell: The Artists of Yamanaka Suplex and You
【キュレーター】
小笠原 周、堤 拓也
【出展作家】
石黒 健一、小宮 太郎、小笠原 周、本田 大起、木村 舜、小西 由悟、坂本 森海、
前谷 開、宮木 亜菜、和田 直祐
【山中suplex (やまなか スープレックス)/シェアスタジオ について】
山中suplexは、2014年に設立された滋賀県大津市山中町にあるシェアスタジオ。京都の市街地から車で約15分、京都と滋賀の県境にある比叡山に位置しており、樹脂、金属加工、石彫や、木工などの立体表現や、屋外での大規模な作品制作を実現することが可能。当初から段階的に制作スペースや専門機材などを拡充し、2016年からは半屋外の「山中suplexギャラリー」も設置。個人制作だけに限らず山中suplexとしても、イベント、展覧会、ワークショップなどを企画・実施しており、2019年からはアーティストの積極的な国際交流を目的とした「山中アーティスト・イン・レジデンス オーダー」を開始。 制作だけではなく発表のスペースとしても機能しつつ、芸術家による持続可能な活動への支援、芸術家同士のフレンドシップに重きを置き、日々活動をしている。
1. オープニング + アーティスト・トーク(山中suplex)
10月12日[土] 13:00 – (2時間程度)定員25人/申込不要
2. ワークショップ陶芸編 「原土をこねてみようか」(坂本 森海)
10月13日[日] 14:00 – 15:00 要申込み/定員10人
掘り出したままのいろいろなねん土を、手足を使ってこねてみよう! どんな匂いがするかな?どんな手ざわりかな?(当日は汚れてもいい服装で来てね)
3. 対話型鑑賞会「みんなでおしゃべりしてみようか」(白旗 幌)
10月19日[土] 14:00 – 15:00 要申込み/定員10人
解説を聞くのではなく、参加者みんなでおしゃべり(対話)しながら、展示室の作品たち を鑑賞してみよう! どんなことがみつけられるかな?
4. ワークショップ 自撮編「あなたのかげとかたち」(前谷 開)
10月20日[日] 13:00 – 16:00 小学生対象(小学3年生以下は保護者同伴) 要申込み/定員10人
フィルムカメラを使って自撮りしてみよう!普段とはちがう自分の表情が見つかるかも!?
5. ワークショップ模写編「作品をスケッチしようか」(小笠原 周)
10月20日[日] 14:00 – 15:00 要申込み/定員10人
山中suplexのみんなと、気になった展示作品や、空間をスケッチしてみましょう。また違 う何かが見えてくるかも!
6. ワークショップ上演編「からだで動くおへやとおへそ」(宮木 亜菜)
10月26日[土] 13:00 – 16:00 小学生対象(小学3年生以下は保護者同伴) 要申込み/定員6人程度
人のお部屋はどんなだろ。毎日の生活と、そのお部屋をめぐってのおはなし(身体を動かします。当日は動きやすい服装で来てね)。
会期中の関連イベントにメールで参加申込の場合、
イベント名、住所、氏名、年齢、電話番号、人数を明記ください。
A-Lab メールアドレス:amalove.a.lab@gmail.com
【出展作家プロフィール】
石黒 健一 Kenichi Ishiguro / 彫刻家
1986年神奈川県生まれ。
主に鉱物を扱い、物を起点とした歴史を参照し彫刻の可能性を追求している。ものに付随する「価値」の不確定さを主題としながら、それらを異なる文化や歴史に接続することにより、様々な関係性を導き出す試みを行う。近年は彫刻と映像などの様々なメディアを組み合わせた空間表現的な作品を展開している。 https://kenichi-ishiguro.com/
石黒 健一|TAUTOLOGY|2017
小宮 太郎 Taro Komiya / 美術家
1985年神奈川県生まれ。
2016年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻(博士)修了。
絵画や写真作品をはじめ、 回転するオブジェや、空間を利用したトロンプ・ルイユ(Trompe-l’oeil、騙し絵)的なインスタレーション作品などを制作する。http://www.komiyatarou.com/
小宮 太郎|Balal|2018
小笠原 周 Shu Ogasawara / 彫刻家
1985年兵庫県生まれ。
2008年京都造形芸術大学美術工芸学科彫刻コース卒業。
大学在学中に石彫に目覚め、幼少期よりバ イブルとしていた少年マンガにも影響を受ける。現在は、マンガと彫刻というメディアを軸に、世の中の疑問に対し彫刻家 としてコミカルかつパワフルなアプローチを模索している。 第1回尼崎市文化未来奨励賞受賞。
【今後の活動予定】
展覧会同時開催「小笠原周 個展」 会場: 阪神尼崎駅前広場・観光案内所会期: 2019年11月11日(月) –(予定)
小笠原 周|hard impact|2019
本田 大起 Daiki Honda / 彫刻家
1984年大阪府生まれ
2007年京都造形芸術大学 美術工芸学科卒業
2009年京都造形芸術大学大学院 芸術研究科芸術表現修了
主に鉄を素材に用い人体彫刻を制作し、自己の存在や他者との関わりを再認識する機会を提示する。
本田 大起|Funeral|2009
木村 舜 Shun Kimura /アーティスト
1992年京都府生まれ。
2017年京都造形芸術大学大学院修了。
「ひととはなにか」と言う疑問をテーマに絵画や彫刻等の作品制作を行う。その中で、自身が今生きている社会に対しての疑問や自分自身の存在、人に対しての考察や感情等を発信している。作品を介した他者との交流を通じて、自身にとってのテーマである「ひととはなにか」という答えを見つけ出すために制作活動を継続している。
木村 舜|個展『にん間木村舜』|2018
小西 由悟 Yugo Konishi/ 作家、大工、インストーラー
1989年香川県生まれ。
2010年 狩猟免状(わな猟)を取得。
2012年京都造形芸術大学 美術工芸学科総合造形ゼミ卒業。
在学中より舞台美術に携わるほか、多数のイベントにおいて空間を制作。2009 年 同大学休学に長野県南部にて自給自足のコミュニティで生活をする。復学後、個人で山野草の採取、昆虫の採取(虫食)等、自給自足に近づく生活を模索。自らの経験で得てきたものを都市部でいかに実践するかをテーマに、ジャンルにとらわれず試みている。 2015 年より建築設計事務所ランチ!に参加。
【今後の活動予定】
「のせでんアートライン2019」にテクニカルディレクターとして参加 のせでんアートライン2019: 避難訓練 期間:2019年10月26日(土) —11月24日(日) 会場:川西能勢口駅〜妙見口駅~妙見山の一帯 他 ARTIST 井上 亜美[日本, 京都]、渡邉 朋也 a.k.a. なべたん[日本, 山口]、岡 啓輔[日本, 東京]、深澤 孝史[日本, 北海道]、コンタクト・ゴンゾ[日本, 大阪]、拉黒子・達立夫[台湾, 花蓮/台東]、渡部 睦子[オランダ, アムステルダム]、ディエゴ・テオ[メキシコ, オアハカ]」
小西 由悟|町屋のリノベーション|2016
坂本 森海 Kai Sakamoto / 陶芸家
1997年長崎県生まれ。
2019 年京都造形芸術大学 美術工芸学科総合造形コース卒業。
様々な地域の土や石を自らの手で掘り出して素材とし、自作の土窯を用いて器を焼き上げている。
坂本 森海|器|2019
前谷 開 Kai Maetani / アーティスト
1988年愛媛県生まれ。
2013年京都造形芸術大学大学院 芸術研究科表現専攻修了。
自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。2017年写真を扱うアーティストグループ「Homesick Studio」を結成し、HAPS スタジオを使用。2018年記録にまつわる作業集団「ARCHIVES PAY」に加入。https://www.kaimaetani.com/
【今後の活動予定】
「大京都2019 in 京丹後」 会場:桜山荘 / 吉村機業(株)旧織物工場 / 他 会期:10月11日(金)〜14日(月・祝)、18日(金)〜20日(日)、25日(金)〜27日(日) ゲストアーティスト:SIDE CORE(アーティスト)
前谷 開|Kapsel|2019
宮木 亜菜 Ana Miyaki / 美術作家、パフォーマンス・アーティスト
1993年大阪府生まれ。
2016年ロンドンRoyal College of Art交換留学。
2018年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。
日々の生活において生じる抵抗や、摩擦をもとにした作品を制作している。近年では、人が特定の土地に身を置いた際、その周辺の環境や文化、または現地の人との関係性によって、行動または私的空間がどのように変化するのかを自身の身体を用いて考察し、主にパフォーマンス、インスタレーション形式で発表する。
宮本 亜菜|Lemmon-1|2016
和田 直祐 Naosuke Wada / 美術家、ペインター
1983年兵庫県生まれ。
2013年京都造形芸術大学大学院 修士課程芸術研究科芸術表現専攻 ペインティング領域修了。
光と空間性をテーマに、高透明のメディウムを用いてレイヤーを構築することで新たな絵画の創出を試みている。 幾重にも重ねられたレイヤーが空間の光、場所や時間を取り込み、形や色が常々変化し続け漂流する氷河のように流動性を伴う鑑賞体験を表出させる。
和田 直祐|ICE-A graph #4,#5|2019
堤 拓也 Takuya TsuTsumi / キュレーター、グラフィックデザイナー
1987年滋賀県生まれ。
2019年アダム・ミツキェヴィチ大学大学院 社会科学部修了。
会場風景