「まちの中の時間」プロジェクト
「ロケーション・ハンティング」
「まちの中の時間」プロジェクト「ロケーション・ハンティング」を開催します。本展覧会は2015年に開催されたA-Labオープニング展覧会「まちの中の時間」をキックオフとする一連のプロジェクトによるものです。
ヤマガミ氏は昨年度の展覧会終了後、尼崎に住んでいる人・働いている人などから「私の好きな尼崎の風景」を募集。その場所を丹念にロケハンし、制作した新作を中心に発表します。作品には尼崎のまち・人々によって紡ぎだされる様々なストーリーの断片たちが織りなされています。また、ヤマガミ氏が表現するキャンバス・プロジェクションとは、モノクロの風景画の上に、定点撮影した映像を重ねて投影する手法。時間の移り変わり、季節のうつろいの空気の流れを繊細に映し出します。
10月に市制100周年を迎える尼崎市。本展覧会が、尼崎に流れる「ストーリー」と「時間」を改めて見つめる機会となれば幸いです。
【まちの中の時間プロジェクト】
本展は2015年に開催されたあまらぶアートラボ「A‐Lab」のオープニング展覧会「まちの中の時間」をキックオフイベントとする一連のプロジェクトによるものです。ヤマガミユキヒロ・小出麻代・田中健作の3名のアーティストは、前回の発表以降、『まちの中の時間』をテーマに地域の中でおよそ1年のフィールドワークやリサーチに取り組み、その成果を2016-2017年にかけて順次個展として発表します。
会期=2016年10月1日(土)-11月27日(日)
休館日=火曜日
開館時間=(平日)11:00-19:00、(土・日・祝)10:00-18:00
入場料=無料
主催=尼崎市
協力=Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]
【関連イベント】
アーティストトーク ヤマガミユキヒロ × 平田剛志
10月29日(土)14時~15時
平田剛志氏(京都国立近代美術館研究補佐員/美術批評)をお招きし、本プロジェクトや作品制作について、またヤマガミ氏が近年に興味を寄せる「風景画」についてクロストークするアーティストトークを開催。
定員30名、申込不要。当日会場へ。
【出展作家プロフィール】
ヤマガミユキヒロ Yukihiro Yamagami
1976年大阪府生まれ。
2000年京都精華大学美術学部卒業。
【主な展覧会】
2013 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2013」、六甲山、兵庫
2014 「窓の外、恋の旅。/風景と表現」、芦屋市立美術博物館、兵庫
2014 「TARO賞の作家Ⅱ」、川崎市岡本太郎美術館、神奈川
2015 「テンプス・フーギット—大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」、アサヒビール大山崎山荘美術館、京都
2015 個展「Noises,Crowds,and Silent Airs」、GalleryPARC、京都
2015 「たかさき発!鉄道とアートの旅」、高崎市美術館、群馬
2015 「まちの中の時間」、あまらぶアートラボA-Lab
など
ヤマガミ ユキヒロ | LightScape | 2007
ヤマガミ ユキヒロ | location・hunting | 2016
ヤマガミ ユキヒロ | location・hunting | 2016
ヤマガミ ユキヒロ | color palette | 2016
会場風景